歯医者さんがきらいじゃない。

子供の頃、歯医者さんが好きでした。治療が好きだったわけではなく、通っていた歯医者さんには待合室に本がたくさん置かれていたからです。絵本もたくさんありましたし、小学校に入学してからも、すこし文字の多い本を選んだり、とにかく年齢に合わせた本が充実した歯医者さんだったのです。その歯医者さんにはどちらかといえば患者は大人の方が多く、その本は大人の治療を待つ子供向けに用意されたものでした。ただ、実際のところあまり読んでいる子供は少なく・・・一人で歯医者に来て、本を読み、治療を受けて帰っていく姿は、ちょっと不思議な光景だったかもしれません。歯医者さんは怖くない、というイメージがあったからか、大人になってからも歯医者さんには定期的に通うようになりました。歯医者さんがとても身近な存在だったからです。そのおかげでクリーニングがほとんど、治療ではほとんどお世話になっていません。今通う歯医者さんはあの頃とは異なりますが、雑誌や本の最新号が充実しています。歯医者さんというと、なぜか本を読めるところ、というイメージがあるわたしです。

歯医者さんが怖いのは痛み?それとも・・・

友人は歯医者での治療で必ず麻酔をお願いすると言います。わたしはちょっとくらいの痛みならそのまま治療してしまうのですが、友人曰く「ただでさえ歯医者というだけで恐ろしいのに、痛みまでは耐えられない」だそうです。歯医者さんでの治療って、そんなに痛みを感じるものでしょうか。休日の歯医者さんにはお子さんも多く、治療中の子供の泣き叫ぶ声が聞こえてきたりします。けれど、歯医者さんで怖いのは、痛みではなく、あのキィーンという音ではないでしょうか。工事現場のようなあの大きな音が口内で響くのは心理的に怖いような気がします。加えて治療の様子が見えないこと。(見れたとしてもあまり見たくないのが本音ですが・・・)わたしにとっては歯医者の痛みより、健康診断の採血の方が辛いのですが、そこは人それぞれでしょうか。それにしても歯医者に通い続けて何十年ですが、あのキィーンという音は未だに改善されません。工事現場の爆音も改善されない様子を見ると、わたしが生きている間では、あの音がオルゴールのように心地いいものにはならなさそうです。

久し振りなので緊張してしまった歯医者

かなり久し振りに歯医者を利用しました。最後に利用したのは子供の頃で、その時は虫歯の治療で歯を削れられてしまい、私は大泣きした記憶があります。そのため、大人になった今回もできれば利用したくなかったのですが、歯の磨き方が悪かったようでまた虫歯ができてしまい、少し痛むので利用する決心ができました。子供の頃に利用していた歯医者は既になくなっていたので、仕方なく歯医者を選ぶことにしたのですが、予想していた以上に数が多かったので選ぶのに悩みました。最終的に選んだのはまだ開業して間もない歯医者です。腕前を考えると歴史のある歯医者を選ぶのが正しいと考えています。しかし、開業したばかりの方が設備は綺麗なので、過ごしやすい気がしました。実際に治療を受けた感想としては、若い先生にもかかわらず腕前が良く丁寧だったので満足しています。また、まだ新しい設備ばかりだったので、中はとても綺麗で清潔な印象でした。久し振りだったので緊張しましたが、素晴らしい歯医者を利用できました。